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看護部ブログ

看護に重要な全体関連図を学びます!

経年別 研修

今回は経年別研修の2年目で行う全体関連図研修の発表会の様子を紹介します。発表までの取り組みは部署内で行います。指導者と共に目標に合わせて課題を見つけ、指定された期日に合わせて最終目標や課題が達成できるように自分で取り組み計画を立案させます。

当院の教育方針は与えられて行うのではなく「自ら考え実践する」です。小さの目標を一つひとつ達成しながら次の段階に進んでいきます。そしてその取り組んだ成果を集合研修で発表します。

今回の研修生は45名 2年目と関連図を学んでいない看護師が対象です。

研修生5名が1グループとなり、主任が1名ずつファシリテーターに入ります。今回はさらにそこに師長や看護部長までもが入り直接指導を行いました。力を入れていることがわかりますね。

発表は1人10分 対象からどの様にアセスメントして関連付けていったのか、問題は何か?グループ内で発表した後、看護診断のハンドブックを参考にして20分間のディスカッションを行います。このディスカッションが非常に大切です。

患者を取り巻く様々な状況を疾患や症状をどの様に関連させて考えることができるか、全体関連図を通して患者が抱える問題を明確にし、適切な看護診断を導きだすことができるかなどグループ全員でデスカッションします。この診断の要因は何か?この患者にその症状はあるのか?必要な情報収集はできているのか?そもそもこの診断で正しいのか?などなど。一人ひとりが分厚いハンドブックで調べながディスカッションが進んでいきます。

この研修には半年間ほど取り組んでいます。自分の成果を10分間で発表するので発表者にも熱が入ります。どのグループも活発な意見交換ができていたようです。白熱した20分間はあっという間に終わります。

これら看護診断の導き方やアセスメント、症状との関連などの考え方は、看護過程に非常に大切であり看護を展開していくうえで重要となってきます。ですので関連図の研修に師長や部長も熱が入るのがわかりますよね。

アンケートでは”関連図を学ぶことで考え方や情報収集で不足の部分がわかった””ディスカッションすることで自分に無かった視点や考え方を学ぶことができた”などの意見が聞かれました。この研修で一つでも習得してくれると嬉しいです。この学びが次年度の研修である事例検討にどの様に活かされるのか。どの様に看護師として成長していくのか楽しみですね♪

次回の経年別研修は、これら関連図を昨年学んだ3年目の看護師が事例検討会を行ったのでその様子を投稿します!お楽しみに(^^)/