新人・指導者看護師 座談会 INTERVIEW

病院全体で
新人の成長を
応援します

T.Aさん
8W病棟 / 2024年入職
H.Sさん
8W病棟 / 2020年入職
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自己紹介をお願いします

H.Sさん / こんにちは、H.Sと申します。岐阜県岐阜市出身で、4年制大学の看護学部を卒業しました。中部国際医療センターで働き始めて今年で4年目になり、8W病棟に所属しています。

T.Aさん / T.Aと申します。今年当院に入職したばかりの1年目です。Hさんと同じ8W病棟所属で、新人看護師として働いています。当院の関連施設である中部国際医療学院(旧:あじさい看護福祉専門学校)を卒業し、現在は美濃加茂市の実家から車で通勤しています。

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お互いの第一印象

H.Sさん / Tさんは入職当初から、ハキハキとしていて物事に前向きに取り組む方という印象がありました。可愛らしくて、どんな環境にもすぐ順応してくれそうだと期待していました。

T.Aさん / 初めて病棟に入った時、何も分からなかった私たち新人に一番最初に声をかけてくださったのがHさんでした。穏やかで優しい雰囲気だったため、Hさんが新人の指導を担当すると聞いた時に「この方が担当なら頑張れる」と思えたことが、私の中でとても大きかったです。また、お話をする中で、少し天然な一面もお持ちなんだなと思うことがあり、それも魅力的だと感じています。

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看護師を目指したきっかけ

H.Sさん / 看護師を目指そうと決めたのは、高校3年生の春のことでした。もともと私の父は消化器外科医として働いており、小さい頃からその背中を見て「かっこいい」と憧れを抱いていました。ただ、その頃は医療の現場に魅力を感じながらも、自分がその道に進むとは考えていませんでした。

高校3年生になり、進路について真剣に考え始めると、自然と家族の仕事を意識するようになりました。その中で、自分も医療の現場で働いてみたいという思いが強くなったのです。ただ、当時の私は商業高校に通っていたため、医師になるのは現実的に難しい状況でした。そこで、新たな選択肢として浮かんだのが看護師でした。

その後、実際に看護の現場を見学する機会を経て、私の中で看護師への道を歩む意思が固まりました。それからは、迷うことなく看護師になる道一本で勉強を続けました。

T.Aさん / 母が保育士をしていた影響もあり、小さい頃から「人のためになる仕事をしたい」という思いを抱いていました。保育や福祉など、さまざまな職業がある中で、小学生の頃から漠然と、人々の役に立ちながら多くの人と関われる医療系の仕事が自分に合っているのではないかと感じていました。

中学生の時、母が病気で入院した経験が、私の進路に大きな影響を与えました。病院で看護師の方が母に優しく声をかけ、私たち家族にも丁寧に接してくれる姿を見て、その温かい看護が心に深く残りました。「こんな風に人に寄り添う仕事ができたら素敵だな」と思い、それがきっかけで看護師を目指すことを決めました。

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当院を選んだ理由

H.Sさん / 大学病院や市立病院の見学にも参加しましたが、当院が最も自分の目指す働き方に合うと感じました。たとえば、大学病院では研修医の方々が多くの処置を担当するイメージがあり、直接幅広い業務を経験したい私には、民間病院の方が適していると感じました。

また、自立して一人暮らしを始めたいと考えていたため、病院までの距離がちょうど良かったことも理由の一つです。さらに、中部国際医療センターが新しくなるタイミングで最新の医療機器が導入されることや、規模の拡大により、多様な経験が積めると期待した点も決め手になりました。

T.Aさん / 私は看護学校からそのまま推薦で入職しました。奨学金制度を利用していたこともあり、当院を選ぶのはとても自然な選択でした。他の病院を検討する機会はありませんでしたが、実際に働き始めてみると、先輩方が皆親切で、サポート体制もしっかりしており、当院で看護師としてスタートできたことを本当に良かったと感じています。

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新人教育について

H.Sさん / 私たち指導者は、新人さんが安心して学べる環境を提供することを第一に考えています。指導の基本は、相手のペースに合わせたサポートを行うことです。たとえば、患者さんの情報収集やアセスメントの段階では、必要に応じて具体的なアドバイスを加えながら、一緒にスキルを磨いていきます。また、1年目の新人に対しては、年間の教育計画を立てたり、共に反省会に参加することで、段階的な成長を支えています。

Tさんの場合、すでに多くの業務を自立して行えるようになっていますが、年明けからの夜勤独り立ちに向けて、引き続きサポートを行っています。当院の「みんなで育てる」という方針のもと、日ごとに指導担当を変えながらも、分からないことがあればいつでも聞けるような安心できる環境作りを心がけています。

T.Aさん / 先輩方がとても丁寧に指導してくださるおかげで、少しずつ成長を実感しています。Hさん含めて、同じ病棟の先輩方は、忙しい中でも必ず時間を割いて話を聞いてくださいます。「分からないことは聞いていい」と言ってくださる安心感が、日々の自信に繋がっています。私も後輩が入ってきたときには、忙しくても気にかけてあげられるような先輩になりたいです。

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後輩の成長を感じた瞬間

H.Sさん / Tさんが患者さんの急変を経験したことが、特に印象に残っています。初めてのことで、何もできなかったと彼女自身は気落ちしていましたが、私も新人の頃は同じように動けなかったので、その気持ちはよく分かります。それでも、急変という貴重な経験をしたことで、次に繋がる成長を遂げてくれたのが嬉しいです。

また、別の場面では、患者さんの様子に「ちょっと怪しい」と感じた際、すぐに近くの指導者や上司に相談してくれたことがありました。その際、ただ報告するだけでなく、自分のアセスメントも交えて「こういう風に思ったんですけど」と伝えてくれたことで、状況を早く把握でき、適切に対応することができました。患者さんをしっかり観察し、異変に気づける力がついてきたことは、Tさんの大きな成長だと感じます。

T.Aさん / 急変時の対応では本当に焦りました。朝、自分なりに受け持ち患者さんのタイムスケジュールを立てて、その通りに動いていたのですが、先輩から「急変だよ」と声をかけられた時には、驚きと焦りでどう対応すればいいのか分からなくなってしまいました。その時、もっと患者さんの状態を注意深く観察していれば気づけたのかもしれないと感じ、しばらく落ち込んでいました。

しかし、先輩方が「Tさんのせいではないよ」と声をかけてくださり、その言葉に助けられて、前向きな気持ちを取り戻すことができました。さらに、同期の中にはまだ急変を経験していない人が多い中で、自分はすでにいくつかの経験をさせていただいていることに気づき、この経験を次に活かしていこうと思うようになりました。

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今後の目標について

H.Sさん / 現在、私は感染管理やIVナースなどの研修に積極的に参加しています。IVナースは、化学療法や点滴管理といった専門的な技術を担う資格であり、これを取得することで、患者さんにより質の高い医療を提供できるようになることを目指しています。

また、スーパーバイザーナースの教育プログラムにも参加しており、まずは感染予防、褥瘡予防、認知症ケアといった基礎的な科目を受講しています。これらの学びを通じて、スキルアップとともに、病棟全体の質を高められる存在になりたいと考えています。

T.Aさん / 私が入職した時、分からないことを質問すると、どの先輩も忙しい中で快く丁寧に教えてくださいました。そのおかげで、病棟全体の雰囲気がとても良く、安心して質問できる環境が整っていました。

だからこそ、これから後輩が入ってきた時には、私も先輩方のように、自分が教えられる範囲でしっかりサポートできる存在になりたいと思っています。今はまだ自分自身のことで手一杯な時もありますが、いずれは余裕を持って後輩に気を配れるよう、日々努力していきたいです。

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当院の魅力

T.Aさん / 病院全体というと言い過ぎかもしれませんが、スタッフ全員が私たちを成長させようとサポートしてくれているのが伝わってきます。そうした雰囲気が、当院の一番良いところだと思います。

H.Sさん / 私が新人だった頃から、病棟全体の雰囲気はとても良いと感じています。特に私の病棟では、1年目から3年目までのスタッフが欠けることなく揃い、支え合いながら働ける環境が整っています。当院では、安心して成長できる環境が整っていますので、ぜひ一度見学に来てみてください。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。