先輩看護師の声 INTERVIEW

看護師としての
基礎を学び、
日々成長しています

S.Rさん
8E病棟 / 2024入職
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看護師への第一歩

私は今年の4月に中部国際医療センターに入職しました。出身は岐阜県可児市出身で、母と祖父母とともに暮らしながら育ち、現在もその生活を続けています。母は看護師として働きながら、女手一つで私と兄2人を育ててくれました。その背中を見て育ったことが、私が看護師を目指した大きなきっかけです。

幼い頃から母が働く姿を見ていたので、看護師という仕事が忙しく、重い責任を伴うことは理解していました。それでも、患者さんに寄り添い、支え続ける母の姿に誇りを感じ、「いつか自分も母のような看護師になりたい」と思うようになりました。職業選択の際には理学療法士という道も考えたことがありましたが、最終的には看護師を目指すことを決め、現在は当院の整形外科病棟に所属しています。

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当院を選んだ理由

入職先を選ぶ際、私が最も重視したのは勤務地のロケーションでした。祖父母の世話を母が一人で担っている現状を少しでも支えたいという思いから、実家から通える範囲で職場を探していました。そのような中、中部国際医療センター(旧・木沢記念病院)は、小学生の頃から存在を知っている地元でも馴染みのある医療機関でした。さらに、ちょうど移転・リニューアルされたタイミングだったことも重なり、入職を決めました。

また、当院を選んだ理由はもう一つあります。それは、地域に密着した医療を提供する一方で、最先端の医療技術にも触れられる環境が整っている点です。若いうちから幅広い経験を積み、看護師としてのキャリアアップにつなげたいと考えていた私にとって、当院の教育体制や職場環境は非常に魅力的でした。地元での貢献と自己成長の両立ができる職場だと感じ、当院を選びました。

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安心して成長できる教育体制

当院では、チームエデュケーション制度を採用しており、新人看護師が多くの先輩と関わりながら学べるしくみが整っています。特定の指導者に依存するのではなく、病棟全体で新人を支える体制で、さまざまな視点から学ぶことができる点が特徴です。複数の先輩方から指導を受けることで、自分に合ったスタイルを見つけやすく、安心して仕事に取り組むことができます。

現場教育に関しては、現在は夜勤の独り立ちを達成し、日勤や夜勤の業務を一人でこなせる段階に進んでいます。ただし、入院手続きや緊急時の対応など、まだ十分に習熟していない部分もあるため、先輩方に教わりながら成長を続けています。目の前の課題に一つずつ取り組むことで、少しずつ自信を深めています。

eラーニングでは基礎的な技術を映像教材を使って学びます。学ぶ内容は同期全員が同じであるため、習熟度に大きな差が開かないところに安心感があります。また、学習後には先輩の技術チェックを受け、承認を得てから実施可能となるため、着実に技術を習得できます。ただし、自宅学習に時間がかかることもあるため、そこは少し大変だなと感じています。

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集合研修とローテーション研修で得た学び

集合研修では、技術習得と同期とのつながりを深める機会が得られます。心肺蘇生法などを講義形式で学ぶ中で、現場で役立つ技術を磨くことができます。また、同期と再会して進捗を共有する時間は、精神的な支えにもなっています。現場ではそれぞれ異なる業務を担当しているため、集合研修は同期同士の絆を再確認できる良い機会だなと感じています。

一方、ローテーション研修では、普段の業務では得られない特殊な部署での経験を積むことができます。手術室やICU、中央検査室などでの研修を通じて、患者さんの搬送や治療の流れを具体的に理解することができました。これらの経験は、自部署に戻った際の業務に対する視野を広げると同時に、看護師としての自信を深める貴重な学びとなっています。

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看護師としての成長と課題

看護師という仕事に対して、私は母の姿を見て育ったため、苦労することは覚悟していました。そのため、現場でリアリティショックを受けるような場面は少ないと感じています。それでも、業務の中で命に関わる責任の重さは日々実感しています。

特に、ローテーション研修で急性期の医療現場に触れた際には、「患者さんの命を預かる」という仕事の本質を改めて考えさせられました。その経験を通じて、より責任感を持って仕事に臨むことの重要性を学びました。

一方で、まだ入職して1年目なので、細かい失敗や課題に直面する日々を過ごしています。わからないことが多い中で、報・連・相を怠ったことで患者さんや先輩にご迷惑をかけてしまった経験もあります。現在はその失敗を教訓として、わからないことは必ず確認するよう心がけています。1年目は「何でも聞ける年」だと考え、この機会を成長の糧として活かしていきたいと考えています。

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未来の指導者として

自分が一人前の看護師になった時には、「なんでも相談しやすい先輩」になりたいと思っています。困った時に気軽に相談できる先輩の存在が、私自身の心の支えになった経験があるからです。新人看護師は常に多くの不安を抱えているため、声をかけてもらえるだけでも安心感が生まれます。ですので、普段からのコミュニケーションを大切にして、いずれ入ってくる後輩が安心して相談できる環境を作りたいと考えています。

また、チーム全体で新人を支える当院の教育体制を活かしながら、後輩の成長をサポートできる存在でありたいです。看護師としての成長を止めることなく、自分自身も技術と知識を磨きながら、いずれは後輩たちの成長を支えたいです。

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当院への入職を考えている人へ

当院には、新人看護師が安心して学び、成長できる環境が整っています。病棟の先輩方もいつも優しく指導してくださるので、私自身も順調に成長できていると思います。同期との関係も良好で、勤務が合えば一緒にご飯を食べに行くことがあります。同期は仕事の悩みや成長の喜びを共有できる特別な関係だと思うので、私にとって大きな支えとなっています。

また、当院にはリフレッシュ研修という、ちょっとした息抜きのようなイベントもあります。たとえば、里山整備という活動では、美濃加茂市内の富士山に登り自然に触れることで、普段の疲れをリフレッシュすることができます。山登りは少し大変ですが、同期や他のスタッフと笑い合いながら過ごす時間は貴重な思い出になっています。

看護師としての第一歩を踏み出すには、さまざまな不安や迷いがあると思います。そんな時、当院には声を掛けてくださる先輩や、サポートしてくださる方がたくさん居るため、安心して研修生活を送れています。いつか皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。